海外でコロナの陽性になったら?【結論:クレジットカードの自動付帯保険適用可能】

海外の特定の国では入国時の制限が撤廃され、長期休暇の際には海外旅行に行かれる方は多いかと思います。

一方でコロナの感染リスクが完全に無くなったわけではありません。海外でコロナ陽性になった場合に備えて、クレジットカードの自動付帯保険について解説します。

こんな疑問を解決します

・海外でコロナになったらクレジットカードの自動付帯保険は使えるの?

・クレジットカードの自動付帯保険の補償内容は?

・隔離解除後、再検査で再度コロナ陽性になった時の補償は?

・クレジットカードの自動付帯保険の適用条件は?

・保険はコロナの症状がないと適用されないの?

・クレジットカードの自動付帯保険と医療保険は併用可能?

海外でコロナの陽性になったら?【結論:クレジットカードの自動付帯保険適用可能】

結論として海外でコロナの陽性になったらクレジットカードの自動付帯保険が利用できます。

本記事では年会費無料のエポスカードとANA JCBワイドカード(こちらは年会費がかかる)の2つのクレジットカードの自動付帯保険について、コロナ陽性となった場合の取り扱いについて解説します。

クレジットカード自動付帯保険の補償内容

ANA JCBワイドカードでは200万円、ゴールドカードは300万円を上限に補償されます。

病院での診察、薬、検査費用だけではなく、宿泊代、航空券代、食事代、移動時のタクシー代等、コロナ陽性になることで海外で使うすべての費用が保険で払戻されます。

一方でエポスカードでは270万円、ゴールドカードは300万円を上限に補償されます。

補償内容でANA JCBワイドカードと異なる点は、食事代や診断書と陰性証明書等の発行手数料は補償の対象外である事です。(ただし病院での診察料や薬代は補償の対象)

また航空券は払い戻しがあった場合、その分を除いた金額の航空券代が補償されるようです。

どちらのクレジットカードの補償にも言える事ですが、補償の上限を超えた場合は2枚目のクレジットカードの保険を使うことができます。

例えばコロナ陽性になり、300万円の出費が必要になったとしましょう。クレジットカードはエポスカードとANA JCBワイドカードの2枚持っているとします。

そうすると、エポスカードの上限270万円を超える30万分円をANA JCBワイドカードで賄うことができるのです。(上限まで保険を使い切る事は滅多にないとは思いますが)

隔離解除後、再検査で再度コロナ陽性になった時の補償は?

隔離期間解除後、日本へ帰国するために陰性証明書の取得で再検査した場合、再度コロナ陽性となったら、補償はどうなるのでしょうか。

結論として陰性になるまで永遠に補償の対象となります。ただし補償の上限は上記で述べた通りです。(日本に帰国する場合、2022年8月現在では陰性証明書が必要)

コロナ陽性になると、発症後10日間が過ぎてた隔離解除後も、PCR検査で陽性になる可能性があります。理由は体内に死滅したウイルス(人に感染する力がない)が残存しているためです。平均で20日間はPCRで検出されてしまうことがあるようです。

このような理由から日本でコロナになると10日間の隔離後、PCR検査を受けず、社会復帰することができるのです。

検査結果でコロナ陽性が続いてしまっても、説明した通り補償されますが、帰国を急ぐ必要がある場合、大使館に問い合わせると、陰性証明書がなくても帰国できたケースがあるようです。

エポスカードの補償内容

・補償の上限は270万円、ゴールドカードは300万円

・補償範囲は病院での診察、薬、検査費用、宿泊代、航空券代、移動時のタクシー代。ただし、食事代や診断書と陰性証明書等の発行手数料は補償の対象外

・再検査で再度コロナ陽性になっても上限までは補償の対象

クレジットカード自動付帯保険の適用条件

ANA JCBワイドカードの場合、医師の診断書もしくは検査機関での陽性証明書と国が定めた隔離期間のコピーが必要になります。

国が定めた隔離期間について、タイを例にすると、ワクチン接種完了証明書がある人が7日間の隔離。ワクチン接種完了証明書がない人またはワクチン接種完了証明書はあるが入国時点で接種完了から14日未満の方は10日間の隔離となります。在タイ日本大使館より タイの場合、ここにアクセスしてコピーすれば隔離期間の証明になります。

隔離期間は国によって異なるため事前に調べておきましょう。

一方でエポスカードの場合、医師のサインの入った陽性証明書と隔離指示書が必要になります。従ってANA JCBワイドカードとは異なり、検査機関での陽性証明書だけでは補償を受ける条件を満たさないので注意が必要です。

さらに、病院で30万円を超える治療をおこなった場合、診断書が必要になります。

パタヤに行く人は検査費用の安さからPattayarak Health Unitを選ぶ人は多いと思います。だけどそこで取得した陽性結果だけでは保険の適用対象になりません。

実際にエポスカードの保険代理店である三井住友海上に電話で確認したところ、Pattayarak Health Unitには医師が常駐していないため不可という回答を受けました。(その代わりに日本語のできるスタッフがいるBANGKOK HOSPITAL PATTAYAを勧められました)

お金を安く抑えたいのであれば、Pattayarak Health Unitで検査を受け、陰性ならばそのまま帰国する。陽性ならBANGKOK HOSPITAL PATTAYAで医師のサインの入った陽性証明書と隔離指示書をもらうと良いでしょう。

このようにクレジットカードの自動付帯保険の適用条件にはコロナの症状があるのかどうかは関係ありません。

エポスカードの補償を受けるための条件

・医師のサインの入った陽性証明書と隔離指示書が必要

・病院での治療費が30万を超える場合、診断書が必要

クレジットカード自動付帯保険と医療保険は併用可能か?

結論として医療保険に入っていればクレジットカードの自動付帯保険と併用可能です。

例えば県民共済の総合保障4型に加入していた場合、入院共済金として1日当たり9,000円の保険金を受け取ることができます。したがって10日間の隔離の場合、90,000円の保険金となります。

入院共済金と言っても必ずしも入院する必要はなく、ホテルでの隔離も保険の対象となります。

適用条件は医師の診断書が必要になります。医療保険に加入している場合は、コロナに感染した場合の保証内容を確認しておきましょう。

自動付帯保険が付いているおすすめのクレジットカード

クレジットカードによって海外自動付帯保険の補償内容や適用条件が多少異なることが分かりました。クレジットカードと提携している保険代理店が違うので当然かもしれません。

大きく補償内容が変わらないにしても、海外渡航前には自分が利用しているクレジットカードの補償内容を確認することが重要です(クレジットカード裏面にある0120から始まる番号に電話して確認できます)

そして可能であればクレジットカードは最低2枚以上(できれば3枚)持っていることが望ましいです。

特に海外に行く人はATMからキャッシングしようとしたらクレジットカードが出てこなくなった(バリ島での僕の経験談)盗難に遭ってしまった等、不測の事態に備えるためにもクレジットカードは複数枚持っていた方が良いです。

僕がおすすめするクレジットカードはエポスカードです。年会費無料で、一定額を利用すればゴールドカードになり、これも年会費無料。空港の指定のラウンジが無料で使えます。また、ホテルや航空券をExpediaで予約する時、エポスカードを使うと割引されます。(国内・海外ホテル8%オフ、航空券+ホテル2,500円オフ)

2件のコメント

西さん、このサイト初めて拝見させていただきました。
素晴らしいです。他の投稿も追々見させていただこうと思います。
今後ともよろしくお願いします。

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